設備のご案内
◆血液検査関連◆
血球検査器 (Selltac α) 血液(白血球数・赤血球数・ヘマトクリット・血小板数etc)を調べるための機械です。血液の血球成分を測定することにより、貧血、脱水、炎症の有無や血が止まるかどうかなどの評価に役立ちます。多数の動物種に対応しています。 |
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血液生化学検査 (IDEXX VET TEST) IDEXXベットテストは世界中の動物病院で広く使用されており、血液中の化学物質を測定する検査機器です。代謝物質、酵素、鉱質などの 21種類 の検査項目が測定可能です。例えば、肝臓・腎臓・膵臓などの内臓機能を調べるために使用します。 |
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血液生化学検査 (Catalyst One) |
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内分泌検査 (IDEXX スナップリーダー) 犬・猫甲状腺ホルモン(T4)、犬副腎皮質ホルモン(コルチゾール)を測定する検査機器です。 甲状腺:犬の甲状腺機能低下症 ※1 ※1 よく寝るようになる・体重が増加した・皮膚がベタベタし脱毛、フケが多い・無表情になった・目が乾燥して充血しているなどの症状が特徴です。 、猫の甲状腺機能亢進症 ※2 ※2 高齢の猫ちゃんで活動性が増し、体重が減る、よく食べる、よく水を飲み尿が多い、頻回に吐くようになる、爪が伸びているなどの症状が特徴です。 の診断や治療モニタリングを行うことができます。 副腎皮質:比較的発生率の高い副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群) ※3 ※3 よく水を飲み尿が多い、皮膚病や膀胱炎を繰り返す、お腹が垂れてくるなどの症状が特徴です。 の治療モニターや副腎皮質機能低下症(アジソン病) ※4 ※4 嘔吐、下痢、発熱、虚脱、体重が減る、意識障害、皮膚が黒ずむなどの症状が特徴です。 の診断が行えます。 |
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電解質測定器 (FUJI DRI-CHEM800V) 血液を使用し、体内の ※1 ※1 電解質とは・・・ 体内の細胞が働くためにとても大切な要素です。 例えば、 ナトリウム:体の水分を調節する働き カリウム:筋肉や神経に関係のある働き クロール:体内に酵素を供給する働きがあります。 電解質濃度を測り、電解質バランスの崩れを調べて体内の異常を見つけます。(この機器では電解質の中でも重要な、ナトリウム、カリウム、クロール値を測定できます) このバランスが崩れると命を脅かす危険もあるため、重要な検査といえます。 |
◆画像診断関連◆
レントゲン装置 DRシステム (RF社 NAOMI) RF-Systems社製の「NAOMI」というレントゲンシステムを導入しています。X線を照射するとレントゲン画像が直接パソコンへと映し出されます。従来の自動現像機とは異なりレントゲンフィルムの現像が不要なため、検査の待ち時間が短くなりました。さらに、画質も向上し、撮り直しや再検査も容易にできるようになったため、動物に対するストレスも軽減されました。また、簡単に画像の処理(拡大など)ができるため、これまでよりわかりやすいご説明が可能になります。 |
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超音波検査装置 (LOGIQ V5 Expert) 当院は体外から超音波を当て心臓、肝臓、腎臓など内臓の状態、結石、腹水、胸水、癌、子宮蓄膿症などの診断に役立つ超音波診断装置(LOGIQ P5)を導入しております。 |
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特にこの機械は血流状態を読み取る「カラードップラー機能」を備えており、心臓の機能検査がとても詳細にできるようになりました。通常は麻酔をかける必要もなく、副作用がほぼない安全な装置で非常に多くの情報を得ることができるため重要な検査のひとつです。 |
〈カラードップラー使用時画像例〉 |
◆手術関連◆
手術用モニター 当院では2つの器機を併せて使用し、手術中の異常にいち早く気づき万が一の事が起こらぬように、二重のチェックを行っております。 | |
ベッドサイドモニタ (Life Scope VS) 心電図、呼吸(インピーダンス)、SpO2、体温(2ch)、非観血血圧に加え、観血血圧(最大2ch)、メインストリームCO2を測定することができます。 |
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心電図 (BIO-SCOPEAM100) 手術中、心電図の波形の変化を読み取り、不整脈などの異常に素早く気づく事ができます。こちらの機械も脈拍数・呼吸数をリアルタイムで管理します。 |
シーリングシステム (PKシステム) 当院では、極力体内に異物を残さないために、シーリングシステムという医療機器を導入しております。 このシステムは大きな血管や組織をシール・凝固するための器械です。 この器械の導入により今まで糸で結紮していた血管を、糸を使わなくても閉じることができるようになり、お腹の中に残す糸を最小限にすることが可能になりました。 また、手術時間を大幅に短縮できるため、動物への負担も軽減されます。 去勢・避妊手術もこの器械で行うことにより、縫合糸反応性肉芽腫 ※1 ※1 体が体内にある縫合糸を異物とし認識し、過剰に炎症反応を起こしてしまうことによってできる肉芽腫(しこり)のことをいいます。 もし、縫合糸反応性肉芽腫になってしまった場合、肉芽腫と残存する縫合糸を除去する手術を行うしか根本的解決方法はありません。また手術をした場合でも体質として炎症反応が固定化してしまう場合があるため、長期お薬を飲み続けなくてはいけなくなる場合があります。 や縫合糸瘻管(ろうかん) ※2 ※2 体内の肉芽腫から瘻管(ろうかん)が形成され、様々な症状を表します。 例えば皮膚に開口し液体が漏出したり、瘻管(ろうかん)が内臓を巻き込んだり、尿管を閉塞させ、水腎を生じます。 などの手術の糸による反応を防ぐことができます。 |
◆その他◆
眼圧測定装置 (TONO-PEN) 眼圧を計測する器械です。眼圧を測定することで、緑内障などの病気を診断できます。動物に対して侵襲性がなく、安全に使用できます。 |
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オゾン水生成器 (デオシャワー) デオシャワーは、通常の水道水を特殊に電気分解して ※1 ※1 オゾン水とは・・・ 強力な酸化作用があり、殺菌・脱臭・脱色・有機物の除去などに用いられます。 オゾン水にする機械です。殺菌、消毒、消臭、創傷治癒促進効果の高いオゾン水を発生させることにより、傷口の消毒、耳の洗浄、アトピーの皮膚治療など多様な方法で使用できます。 また、薬品ではないため、傷口や皮膚への刺激が全くなく、万が一飲み込んでしまっても無毒ですので安心して使用できます。 |
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近赤外線照射装置 (アルファビーム) この器械は近赤外線を照射するものです。 近赤外線を照射すると体の深部まで加温し、血流を促進させます。同時に痛みで興奮した神経の活動を鎮静化し、筋肉の緊張を緩和します。 光を照射するだけなので、動物たちに嫌な痛みを与えず、さらに振動や音もほとんど発生しないため、動物たちを驚かせることもありません。 |
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ICU (動物用ICU装置 Dear M11) 酸素濃度をコントロールし心不全や呼吸障害、術後の状態管理など集中的な治療が必要な場合に使用します。 |
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歯科用ユニット (歯科用ユニット オーラルベットⅢ) 最新の歯科ユニットでエアタービンがついており、そのおかげで分割抜歯や抜糸後の骨形成がスムーズにできます。これによって治療時間の短縮、麻酔時間の短縮ができ動物への負担を軽減することができます。 |
専 門 外 来
当医院では、各分野に精通した医療知識を持つ獣医師による専門外来診療を行っております。
セカンドオピニオンとしての受診も受付しております。お気軽にお問合せください。
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