シーリングシステム(PKシステム)

 

当院では、極力体内に異物を残さないために、シーリングシステムという医療機器を導入しております。

このシステムは大きな血管や組織をシール・凝固するための器械です。

この器械の導入により今まで糸で結紮していた血管を、糸を使わなくても閉じることができるようになり、お腹の中に残す糸を最小限にすることが可能になりました。

また、手術時間を大幅に短縮できるため、動物への負担も軽減されます。

去勢・避妊手術もこの器械で行うことにより、縫合糸反応性肉芽腫※1縫合糸瘻管(ろうかん)2

などの手術の糸による反応を防ぐことができます。

 

1体が体内にある縫合糸を異物とし認識し、過剰に炎症反応を起こしてしまうことによってできる肉芽腫(しこり)のことをいいます。もし、縫合糸反応性肉芽腫になってしまった場合、肉芽腫と残存する縫合糸を除去する手術を行うしか根本的解決方法はありません。また手術をした場合でも体質として炎症反応が固定化してしまう場合があるため、長期お薬を飲み続けなくてはいけなくなる場合があります。

 

2体内の肉芽腫から瘻管(ろうかん)が形成され、様々な症状を表します。

例えば皮膚に開口し液体が漏出したり、瘻管(ろうかん)が内臓を巻き込んだり、尿管を閉塞させ、水腎を生じます。